創業者インタビュー

なかま塾誕生秘話 〜平成28年6月

久留米市南町で創業した「個別指導のなかま塾」。楽しく通え圧倒的に成績を上げる個別指導塾として、1年目から評判を呼び、あっという間に地域No.1の個別指導塾へ成長。そんな、なかま塾の誕生秘話を塾長中島へのインタビュー形式でご紹介します。

独立前の8年間。ひたむきに様々な仕事に取り組む。

なかま塾ができる以前の話を聞かせてください。

ナカマ株式会社代表 中島

なかま塾を作る前は、8年ほど地元久留米市の個別指導塾で働いていました。1つの教室を任され責任者を7年、最後の1年は教室を離れ本部で裏方業務をしてました。1つの教室を運営し生徒たちを指導しながら、マネージメントや管理業務、折込チラシ製作やホームページ製作などデザイン系の仕事など、結構いろいろな経験をしました。

ナカマ株式会社代表 中島

元々、自分で塾をやりたいという目標があったので、ただ生徒を指導するだけでなく、いろんな仕事に自分から貪欲に取り組んでました。夜中の2時3時まで仕事をするのは当たり前なんて時期もあったり。それが大変なんてまったく思わず、知識や経験が溜まって成長しているのが自分で実感できて、楽しかったですね。がむしゃらだったんでしょうね。いい仲間にも恵まれました。いろんな経験をさせてくれたその塾には感謝してます。

苦しんだ4年間。その苦労があったから今のなかま塾がある。

修行時代、なにか苦労はありましたか。

ナカマ株式会社代表 中島

1つの教室に7年いたんですが、最初生徒数が40名弱の教室を任され、1年目の最高生徒数が60名弱。2年目の最高が80名近くでした。個別指導塾の1教室の生徒数って、1年間の最高で100名いれば結構繁盛している教室と言われてます。1教室あたりの全国平均は60名前後というデータもあるみたいです。私も100名を目標に2年目で80名近くまで増えて順調だったんですけど、そこから100名突破まで4年かかりました。毎年、最高で80名あたり。80名も少なくはないけど、「どうやったら100名教室になるんだろう」と試行錯誤の数年間でした。

ナカマ株式会社代表 中島

でもその時期に悩んで、今の生徒数で満足せずいい教室を作るには何が足りないかを勉強したのが、よい経験だったと思います。その時期に、全国の繁盛している塾や、異業種の成功事例など色々勉強しました。何百冊もビジネス本を読んだり、いろんなセミナーに参加したり。そこで学んだことをもとに、教室で試行錯誤していった結果、6年目で100名を突破、7年目で110名を越える生徒が集まりました。最初の生徒数からすると約3倍。この時期に学んだことが、なかま塾の礎となってます。100名達成してやっと自信が付いたのと、「今までにない個別指導塾を作りたい!」という明確なビジョンが見えてきたのがこの時期です。

古い個別指導塾業界。それなら自分で変えよう、と。

なかま塾のビジョンができてきたわけですね。

ナカマ株式会社代表 中島

以前いた塾は全国に教室があるわけではないのですが、久留米市で評判の個別指導塾。非常に誠実に教室運営をしてました。誠実というと当たり前なんですが、誠実でない個別指導塾もあるんです、たくさん(笑)。全国にあるような大手個別指導塾はほとんどあれがあれであれなんで、もうあれなんですよ(笑)。細かく言うときりがないんですが、個別指導という形態が出てきて20年以上がたって、古いやり方のままの塾が多いということがわかってきて。子供たちのためにもなってないし、働く人のためにもなっていない。変えたいなと。なら自分で理想の塾をやるかといった感じです。

ナカマ株式会社代表 中島

色々勉強していくうちに、「ここはこうしたら効率いいな」「こういう指導の方が成績上がるな」や「こんなことはやりたくない」など、やりたいことや逆にやりたくないことが見えてきました。プラスして全国のいろんな個別指導塾のことがわかりだして、いい塾もたくさんあって学ぶことも多いけど、それよりも「個別指導塾をもっとよくしないと」と考えるようになって。自分で理想の個別指導塾を作りたい!と。そうこうするうちに、その塾でやれることの限界が見えてきて。もともと自分で塾をやるのが目標だったので、いよいよかなと。あと、8年目に教室を離れたんですが、それも大きなきっかけでした。

子供も保護者も働く人も、みんな幸せになれる個別指導塾を作る。

いよいよ、なかま塾の誕生ですね。

ナカマ株式会社代表 中島

ですね。最後の1年で本部業務をやりながら、準備も進めました。本格的に動きだしたのは辞めてからですが、大まかな塾の内容はこの時期にある程度考えました。なかま塾ができてから、ちょこちょこ運営方法を変えてますが、ベースは最初と変わってません。

ナカマ株式会社代表 中島

なかま塾のコンセプトは、「今までの個別指導塾のよくない点を全部変えよう」です。子供たちも保護者の方も働く人も、みんな幸せになれるような個別指導塾を目指しているのは、最初から今も変わりません。まだまだ理想には遠いかもしれませんが、ちょっとずつ近づいていると思います。

もし私が大手個別指導塾で働いていたら、すぐクビ。

ナカマ株式会社代表 中島

なかま塾が何をしているかというと、一つ言えることは、生徒の成績アップにめちゃくちゃお金をかけてます。びっくりするぐらい。普通の個別指導塾では考えられないようなお金のかけ方です。詳しく言うと塾は人件費ぐらいしかかかりませんが、そこに普通では考えられないぐらいお金をかけてます。もし、私が大手個別指導塾で働いていてこの人件費率で教室運営したら、すぐクビです(笑)。

ここからは業界のタブーかもしれませんが…

ナカマ株式会社代表 中島

ここからは業界のタブーかもしれませんが、「お金をかけてる」をわかりやすく説明します。飲食店を例に挙げてみましょう。飲食店の料理の原価ってありますよね。料理の原価って何%なのか。よく言われているのが30%前後らしいです。今は「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」のような原価率60%以上のようなお店もあるみたいですね。で、個別指導塾に当てはめると、「飲食店の原価率」=「講師人件費率」と言えます。個別指導塾の講師人件費率は大体30%ぐらい。大手だと30%以内に抑えるのが多いみたいです。で、なかま塾はこの人件費、どれぐらいかけているかというと、45%ぐらい。この数字は、個別指導塾で働いている人からすると、驚愕の数字。ありえない数字です。

ナカマ株式会社代表 中島

私としては、生徒の成績アップにどこの個別指導塾よりもお金をかけようと決めて運営してるので、これぐらいはいくかなと考えてます。問題なし。むしろ、今までの個別指導塾が人件費をかけなさすぎたんじゃないかとさえ、思ってます。なかま塾は授業料も安めに設定してますが、生徒たちにはほんといろんなことをやります。なにをやっているかは、入会してからのお楽しみですが、中学生の定期テスト前なんてもう大盤振る舞いですよ(笑)。利益は二の次、生徒の成績アップ最優先だからこそ、1年目で生徒数100名を越えたのかもしれません。

「ここ10年で1年目に100名を集めた教室は見たことない。」

なかま塾ができてからの経緯を聞かせてください。

ナカマ株式会社代表 中島

平成26年の1月27日に新規開校。最初の生徒募集に苦戦すると思ってましたが、立地がよかったせいもあり、すぐに生徒が集まりました。これは予想外でした。そこからは子どもたちとワイワイやりながら、楽しくも厳しくも一所懸命指導していきました。成績をめちゃくちゃ上げたせいもありますが、厳しい中にも楽しくやっていたせいか、それからも紹介などでたくさんの生徒が来てくれました。1年目の最高生徒数が100名を越えたのは自分でも驚きでした。業者の方からは、「ここ10年で1年目に100名を集めた教室は見たことない。」と言われたり、全国から同業の方が教室見学に来たり。自分でもびっくりの1年目でしたね。2年目も順調に生徒が集まり、今では地域No.1の生徒数の個別指導塾に成長しました。通ってくれてる子どもたち、保護者様、働いてくれている講師、業者の方、感謝しかありません。

なかま塾を創業してから、どんな苦労がありましたか。

ナカマ株式会社代表 中島

生徒数だけ見ると順調ですが、いろんなことがありました。こんな小さな塾を作って運営するだけで、こんなにも色んなハプニングやトラブルがあるんだなと。起業って大変ですね(笑)。イメージとしては、何もない荒地を開拓して道を作りながら、見えない目的地に向かって進んでいる感じ。1年目は日々暗中模索。どれだけ計画を立てて準備をしようが、「あ、それ明日までにしないと。」ってことばかりで、そのたび徹夜。ITベンチャー企業のように毎日徹夜ではありませんが、自分がやらないと誰もやってくれないので、休みなく働いてました。それでも、生徒がたくさん通ってくれて「人の役にたててる」という実感があったので、楽しい毎日でした。

日本一を目指す。目標は10年で100教室。

これからのなかま塾のビジョンを聞かせてください。

ナカマ株式会社代表 中島

日本一の個別指導塾を目指してます。何をもって日本一か。子どもたちにとって、保護者様にとって、働く講師や社員にとって、日本一の個別指導塾でありたいなと思ってます。教室もこれからどんどん増やしていく予定です。目標は10年で100教室。どうせ目指すなら目標は大きく!いつも生徒に言っていることを私も実践してます(笑)。ただ今の教室は職人技の結晶なんですよ。そのクオリティを下げずに、10年で100教室にできるか。これは挑戦です。教室増やしてみて、今のクオリティを保てないようなら、5教室ぐらいでそれ以上増やさないかもしれません。いくら儲かるからって、ダメな教室をいくら増やしても、それは世の中のためになりませんから。

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